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(1) ♀(産卵) (2) 卵 (3) 一齢幼虫 (4) 二齢幼虫 (5) 三齢幼虫 (6) 三齢幼虫
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(7) 三・四齢幼虫 (8) 終齢幼虫 (9) ♂ (10) ♀ (11) ♀ (12) ♀

キシモフリクチブトカメムシ Eocanthecona furcellata

キシモフリクチブトカメムシ 
Eocanthecona furcellata (Wolff, 1811)

体長11〜15mm 本来トカラ列島以南の東洋区に分布する南方系のクチブトカメムシであるが,2017年6月に宮崎県内で幼虫が採集された.場所は宮崎市下北方町にある大淀川学習館の食草園で,イシガケチョウの幼虫をキシモフリクチブトカメムシの幼虫が集団で襲っていた(小松・日高 2018).翌年の2018年4月には,すぐ近くの大淀川水辺の楽校で成虫2♀が採集された.そのうちの1♀が産卵したので,飼育したところ,約1か月後の5月に次世代が羽化した.その2年後の2020年10月には大淀川学習館から直線距離で18km離れた綾町南俣で成虫と幼虫が確認され,2022年にも綾町入野上畑で成虫が確認された.さらに2024年には宮崎市下北方町から直線距離で86km離れた延岡市北川町の家田湿原で成虫が確認された.キシモフリクチブトカメムシは宮崎県内で徐々に分布を広げているようである.(延岡市,綾町,宮崎市)

小松孝寛・日高謙次,2018.九州初記録のキシモフリクチブトカメムシ.Rostria,(62):77-78.
小松孝寛,2024.キシモフリクチブトカメムシを北川町家田湿原で確認.タテハモドキ,(62):5.