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(1) ♀ (2) 卵 (3) 一齢幼虫 (4) 二〜三齢 (5) 三齢幼虫 (6) 三〜四齢 (7) 四〜終齢 (8) 終齢幼虫 (9) 羽化直後 (10) ♂ (11) 黒化型

アカスジキンカメムシ Poecilocoris lewisi


アカスジキンカメムシ Pocecilocoris lewisi (Distant, 1883)

 体長16〜20mm 金緑色の光沢のある地に赤色紋のある綺麗なカメムシである。宮崎県内の山間部に幅広く生息し,宮崎市内でも宮崎神宮境内のフジから幼虫が確認されている。通常キブシなどの実を吸い、終齢(5齢)幼虫で越冬するが、野外採集した2〜3齢幼虫を飼育すると、年内に羽化するものもいる。日本産カメムシ上科の中で、幼虫で越冬するのは5種だけであり、その中に、キンカメムシ科のニシキキンカメムシとアカスジキンカメムシが含まれている。2012年9月1日に日南市北郷町のキブシで多数のアカスジキンカメムシ幼虫を確認した。この年は特に数が多かったようで,その付近にキブシがあれば、かなりの確率でアカスジキンカメムシの幼虫を確認することができた。 (高千穂町、日之影町、椎葉村、諸塚村、延岡市、都農町、木城町、西米良村、西都市、小林市、高原町、都城市、綾町、宮崎市、日南市)