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サカハチチョウ Araschnia burejana


サカハチチョウ Araschnia burejana Bremer, 1861

サカハチチョウは春型と夏型で別種かと思うほど外見が異なる。春早く渓谷に行くと奇麗な姿で飛んでいるので良く目に付く。サカハチチョウの春型は羽の模様がまるで地図のようになっている。そのため、英語ではMap butterflyと呼ばれている。 それに対し、夏型のサカハチチョウはイチモンジチョウのような模様をしており、逆さになると白い線が「八の字」が見えるようになるので、和名はサカハチチョウと付けられている。サカハチチョウはコアカソという草の葉に卵を産む。1卵しか産まないときもあるが、数卵産むときは卵の上に卵を重ねて産んでいくという面白い習性を持っている。多くの卵が重ねて産み付けられたものをよく見ると少し右に曲線を描いている。これは蝶がお尻を上げていったときの産卵口の軌跡を示している。