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(1) 生息地 (2) 終齢幼虫 (3) ♀

ニシキキンカメムシ Poecilocoris splendidulus

ニシキキンカメムシ Poecilocoris splendidulus Esaki, 1935

体長16~20mm ニシキキンカメムシは日本で最も美麗であり、半世紀以上前の宮崎リンネ会報には以下の記述がある。「本種は宮崎県から報告例をみないが,祖母山から椎葉山地にかけて分布可能の条件を備えている地域が多い.試みにPoecilocorisは(ギリシヤ語)美しいカメムシの意,splencliclulusは(ラテン語)すばらしいの意で全く『すばらい,美しいカメムシ』という次第である.《過去に、宮崎県内でニシキキンカメの5齢幼虫が採集されたとの報告があったが、これは後にアカスジキンカメムシの誤同定であることが判明している。 ニシキキンカメムシとアカスジキンカメムシの4齢幼虫は非常に似ているので紛らわしいが、5齢幼虫になると違いがはっきりするので、まず間違えることはない。その5齢幼虫が高千穂町で2015年1月に確認されたのが、宮崎県での初記録である。その後、椎葉村でも脱皮殻と成虫の死骸が確認されている。(高千穂町、椎葉村)