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ベニツチカメムシParastrachia japonensis

ベニツチカメムシParastrachia japonensis (Scott, 1880)

体長16〜19mm ツチカメムシの仲間では珍しく、鮮やかな赤に黒紋のある綺麗なカメムシである。擬死したり、子育てをするカメムシとして有名である。またほとんどのカメムシは雌雄が反対方向を向いて交尾するのに対し、ベニツチカメムシは雌雄が同方向を向いて交尾する。ボロボロノキの実だけを餌とし、母虫は巣を造り、その中の幼虫にボロボロノキの実を運ぶ。巣に帰るために、太陽の方角、空の偏光パターンとフェロモンを利用して巣の位置をナビゲーションしていることも分かっている。県内では延岡市の市街地から標高1200mのえびの高原まで各地に生息している。(高千穂町、日之影町、椎葉村、美郷町、延岡市、日向市、木城町、都農町、川南町、高原町、えびの市、小林市、綾町、国富町、宮崎市、日南市、串間市)